
2024年 7 月 28 日(日)にエクシブ八瀬離宮において夏の家族会を行いました。総勢 50 名の会員様とご家族様にご参加いただき、塾員同士の交流を深めるひとときとなりました。
今年は、寳光井幹事長(平13)が役員を務める「山科有職研究所」の代表理事にして衣紋道山科流第30代若宗家である山科言親様に、日本の宮中文化をテーマにした講師及び装束着装の実演をいただきました。山科家は、平安時代に成立し代々宮中の装束及び有識故実を家職としてきた公家であり、現代においてもご即位大礼にて両陛下及び皇族方の装束着装を担当されています。まず、着装実演に先立ち山科家を研究し多くの論文を発表してこられた米澤洋子様(昭49、関西夫人三田会長及び当倶楽部顧問)から、山科家にまつわる講話を頂きました。

そして、山科様の解説のもと山科流衣紋者の岸本様(熊野神社宮司)と中森様(新日吉神宮神職)により、岡田評議員長の「束帯」着装が行われ、京都と宮中文化の新たな側面を垣間見ることのできるプレミアムな体験となりました。

その後、懇親会場では講師の方々もご一緒にお食事を楽しみ、家族会らしい和やかな宴会となりました。最後の「若き血」斉唱には、なんと野球ファンであり若き血も歌えるという山科様も加わって頂き、大盛り上がりの中、お開きとなりました。多くの皆様にご参加頂きましたことに御礼申し上げますとともに、今年度残りの行事もふるってご参加頂けますようお願い申し上げます。
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