平成27年4月11日(土)に、京都東急ホテルにおいて京都慶應倶楽部の平成27年度総会・懇親会が開催されました。慶應義塾より清家塾長、北村塾員センター課長、島根塾長室秘書担当課長をお迎えし,総勢79名の参加となりました。
総会では、まず、全員で「塾歌」を斉唱し、西村前評議員長より開会のご挨拶と評議員長退任並びに役員体制についても説明頂きました(詳細は当会報で報告の旨)。井上前幹事長からは、平成26年度の事業報告と会計報告並びに会費徴収対象会員の変更の議案が提示され、満場の拍手で採択され、引き続き、幹事長の退任のご挨拶を頂きました。
次に、清家塾長よりご挨拶頂き,塾の近況をお話頂きました。続くパネルディスカッションでは、パネリストとしても清家塾長に登壇頂き、当倶楽部会員の日本銀行京都支店長の鎌田会員と京都大学大学院医学研究科教授の小池会員をパネリストとして交え、コーディネーターの同志社大学政策学部准教授の根岸会員のもと「少子高齢化社会の持続的発展」をテーマに討論頂きました。
清家塾長は2025年問題として、世界で類をみない高齢化社会を迎え、それに備えるには少子化対策と女性の就労促進(子育て支援等)が必要であり,生涯現役社会の推進や社会保障制度改革、更には付加価値生産性を高めていくことが豊かな高齢化社会を実現していくには重要であるとお話し頂きました。鎌田会員からは人口減少・少子高齢化の数字を挙げて確認をしたうえで、それに伴う問題(需要減,供給減、社会保障収支の悪化)について述べて頂きました。特に、痛みを伴う社会保障制度見直しの方向性については、民間活力の利用を挙げられていました。小池会員からは救急医療の現場の大変な現状を具体的な事例をあげて説明されました。そして、医療介護の現場で働く人たちの待遇改善等と、10年後を目標とした医療の改革について熱く語って頂きました。
懇親会では谷口新評議委員長の開宴の辞、続いて、国際コンクールで幾つも入賞されているヴァイオリニストで現役塾生でもある毛利文香さんによるヴァイオリンの素晴らしい演奏を拝聴しました。そして、太田評議員の乾杯のご発声により宴席が始まりました。途中、中村新幹事長より新任の挨拶があり、新幹事団がともに登壇した後、新入会員の紹介、当倶楽部の若手会やゴルフ会等の諸活動の紹介・報告へと続きました。締めくくりは、桐山会員のリードのもと「若き血」を、会場いっぱいに、全員が肩を組み大きな円を描き、熱唱して懇親会は閉会となりました。二次会は祇園のお茶屋・桝梅にて、夜遅くまで盛り上がりました。
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