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令和6年度 新春懇親会

室橋 健 (平成26・総合)


 令和7年 1 月 10 日(金)、 京都東急ホテルにて京都慶應倶楽部新春懇親会が開催されました。今回は慶應義塾常任理事・山内慶太様、 慶應義塾塾員センター・中里史郎様をお迎えし、総勢 70 名の参加となりました。開会にあたり岡田評議員長よりご挨拶があり、50年以上の倶楽部への参加のご経験の中から過去の名物役員のエピソードのご紹介があり、京都慶應倶楽部の長い歴史に思いを馳せる時間となりました。


 続いて山内常任理事より主賓のご挨拶を頂き、パリオリンピックの金メダリスト飯村一輝選手について、塾生の金メダル獲得は、昭和33年の東京オリンピック以来の快挙であることや、飯村選手の山内常任理事の教え子としてのエピソード、そして慶應でスポーツをする意義についてのお話しを頂きました。


 続いて、山内常任理事による「福澤先生の気概を受け継ぐ—塾歌と共に—」をテーマとする講演会が開催され、塾歌が制作された背景についてご紹介を頂き、歌い慣れた塾歌の本当の意味を知ることができる大変貴重な機会となりました。なかでも、塾歌は与謝野鉄幹や折口信夫といった著名な歌人にも作詞を依頼しながらも不採用とするなど、非常にこだわり抜かれた末に、昭和16年1月10日の福澤先生の誕生日に発表されたこと、その時代は、学徒出陣による「最後の早慶戦」が行われる直前の戦時の暗い時代であったこと、当時、福澤思想抹殺論が流布され、様々なところから塾に言いがかりを付けられるような時代であったこと。そのような中で発表された塾歌は、「旗」、「新潮余するあかつき」、「嵐の中にはためきて」、「究めていよよ遠くとも」「わが手に執れる炬火」といった、福澤先生や塾にゆかりのキーワードを用いた歌詞によって、暗黒の時代のなか独立自尊の精神を歌い上げたものであるという歴史に、参加者一同、深い感銘を受けました。


 懇親会では村上副評議委員長の乾杯のご発声により和やかに始まりました。玉乃光酒造様、松井酒造様、黄桜様、アサヒビール様、キリンビール様、サントリー様、サッポロビール様よりご協賛いただいたお酒を頂きながら、本年度の新入会員、初参加の方の自己紹介、そして新春恒例の福引大会が行われました。 最後、恒例の「若き血」を全員で熱唱して閉会となりました。



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